看護師求人で高額・高収入だと言われる診療科目は、循環器系です。これは診療費が他の科目と比べて高く、オペ数の多い理由が挙げられます。この他、透析・美容科では、特別手当てが含まれているので給与が高い傾向にあります。歩合給を導入している整形外科も比較的高額です。
ただし、これらの高い給与の背景には、時間が不規則、長時間労働といった不安材料もあるので、働きやすさや自分の価値観から選ぶようにしましょう!
看護師の初任給は、専門学校で26.3万円。大卒の平均で約27.1万円となっています。平均給料は意外と高額ですが、これは深夜手当てや地域手当てといった看護師特有の報酬があるためです。
大規模な県立病院に就職した場合は、初任給は各種手当を含んで約430万円が相場となっています。勤続6〜7年のキャリアを積んだ後、30代で月収36.4万円。年収558.7万円をもらえるようになります。
看護部長、看護師長、主任などの役職に就けば、年収ベースで684万円〜704万円が平均相場となります。また、公立病院では初任給でも、特殊勤務手当、認定看護師手当てがつく病院があるので、転職先選びの際の、目安の1つにしても良いでしょう。
看護師には夜勤が付きもの。入院患者やご老人が多く滞在しているため、365日、24時間の病院では、夜勤専従という雇用形態があります。
夜勤の給与平均は、病院によってまちまちですが、正看護師で1回の夜勤につき、2万7000円〜3万5000円。非常勤看護師で一回、1万4000円〜3万円以下が相場となっています。また常勤でも非常勤でも、給与形態はさまざまです。以下の「主な夜勤の支払い方法」では、基本給にプラスされたり、1夜勤ごとに給与を算出している病院もあります。
■おもな夜勤の支払い方法
・基本給 +(夜勤手当 × 夜勤回数)+ 諸手当
・基本給 +(1夜勤給与 × 夜勤回数)
・1夜勤給与 × 夜勤回数
■非常勤看護師の夜勤給与相場
・准夜勤(17時〜0時)1回につき、1万4000円
・深夜勤(0時〜9時)1回につき、1万5000円
・准、深夜勤(17時〜9時)1回につき、2万9000円
なかには1回の夜勤で3万円〜5万円以上もの高額手当てがつく病院もありますが、人数が不足している病院は、業務も多く多忙になります。例えば、担当の病床数(ベット数)が多い場合などに、高い夜間報酬が付きます。
また、夜勤専従看護師とは、月に8回〜10回の夜勤のみで働く看護師のことです。月9回の夜勤専従(17時〜9時)で、月給35万円前後。夜勤専従のアルバイトで、1回3万6000円が相場です。病院や稼働状況も踏まえて、職場を見極めることが大切です。
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