保健師の転職は、市区町村管轄の保健所や保健センター、病院・診療所が最も多く、訪問看護ステーション、社会福祉施設、市区町村の公共施設などが主な職場です。
仕事内容は、保健指導や予防接種が中心。予防注射、各種健康診断、育児相談(子供健診の保健指導)、傷病者の療養、高齢者のリハビリ支援、家庭訪問なども行います。地域の人々が健康的な生活を送れるよう、疾病予防、健康維持、保健指導を担うのが保健師の役割です。
全国で就業している保健師者数は約4万人。その約80%が行政機関に勤務しており、残りの20%が病院や一般企業に勤めています。
また、一度、市役所や区役所の行政機関へ就職した保健師は長期間勤続するケースが大半で、保健所・保健センターへの転職案件が少ないの現状です。それ以外では、福祉施設、老人介護施設、保育園、訪問介護ステーション、在宅看護支援センター、企業の健康管理部門への転職が増えています。
保健師の給料は、初任給で20万円。看護師の給料よりやや高いのが特徴です。
保健師になるには、4年制の看護大学、あるいは3年間の看護短大・看護学校を卒業後、1年間の保健師専門学校・看護短期大学専攻科(厚生大臣指定校)でカリキュラムを履修し、国家試験に合格する必要があります。
看護短期大学専攻科の入学資格は、以下のとおりです。
なお、看護師と保健師の2つの履修課程を併せ持つ「統合カリキュラム学校」が全国各地に13校あり、この学校を卒業(修業年限4年)すると、看護師、保健師の両方の受験資格を取得することも可能です。
また、許可申請を出すことで養護教論2種免許を得られ、養護教論として学校で働くこともできます。
保健師とは厚生労働大臣の国家試験に合格した国家資格免許の保持者で、保健指導に従事する者のことです。看護大学・保健師養成校で所定の教育(合計4年間)を受ける必要があります。
国家試験日、受験資格、試験科目などは以下のとおりです。
第97回(平成23年度)保健師国家試験の詳細です。
なお、保健師国家試験の詳細情報は、厚生労働省 医政局医事課 試験免許室で確認できるので、そちらも参考にしましょう。
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